第0回 画像生成AI 勉強会を開催しました
こんにちは!7月から運営スタッフとなりました古川です。
2023年7月19日(水)に、「第0回 画像生成AI 勉強会」を開催しました。
勉強会の内容
AIと著作権の関係
AIによる生成・利用段階においては、「生成された画像等に既存の画像等との類似性(創作的表現が同一又は類似であること)や依拠性(既存の著作物をもとに創作したこと)が認められれば、著作権者は著作権侵害として損害賠償請求・差止請求が可能であるほか、刑事罰の対象ともなる」とされています。
(引用:「AIと著作権の関係等について」, https://www8.cao.go.jp/cstp/ai/ai_team/3kai/shiryo.pdf)
もっと分かりやすく解釈をすると...
・フリーの画像を合成して人物の画像を生成した場合、その有名人に似ている場合はアウト、似ていなければセーフ
・ある有名人の写真をベースに人物の画像を生成した場合、その有名人に似ている場合はアウト、似ていなければセーフ
となります。
ちなみに、日本では画像生成AIに対する著作権の規制が緩いため、上記のルールは世界的に見るとかなり優しいのです!
機能の紹介
Midjourneyで、「画像生成を行う方法」や、逆に「画像からプロンプトを生成する方法」を共有しました。
また、Stable Diffusionでも同様に「画像生成を行う方法」や、「画像の一部修正の方法」、「人物の顔を固定化する方法」など、画像生成をするにあたって押さえておくべき機能を共有しました。
そして、Adobe Firefly(Adobe photoshop版)で、「画像のサイズをAIで拡張する方法(例:512×512→1024×512)」、「画像に人や動物を追加する方法(今回はカエル)」を共有しました。AIを使って、イラストを描いているような感じでした!
画像生成AIの比較とまとめ
今回共有した画像生成AIの種類としては...
の4種類になります。僕はこれまでStable Diffusionしか使ったことがなかったので、他の画像生成AIを知ることができて、とても楽しかったです。
それを踏まえて、4種類の画像生成AIを表でまとめてみました!
Midjourney(Basic Plan) | Stable Diffusion(ローカル版) | Adobe Express beta (Adobe Firefly) | Adobe Photoshop beta (Adobe Firefly) | |
---|---|---|---|---|
得意なこと | 風景画 | 人物画 | 風景画 | 画像の拡張、合成 |
苦手なこと | 人物画 | 風景画 | 人物画 | 人物画 |
料金 | 8ドル | 無料 | 無料 | 2728円/月(単体プラン) |
使いやすさ | 簡単(プロンプトの入力のみ) | 普通(追加機能を別途覚える必要あり) | 簡単(プロンプトの入力のみ) | 普通(Photoshopの使い方を覚える必要あり) |
生成時間 | 早い(10秒程) | 普通(GPU依存) | 早い(10秒程) | 早い |
本日のまとめ
参加者の方からは、「さらに機能を深ぼって紹介する勉強会を開催してみては?」、「技術の進歩が早いので、同じテーマでも定期的に開催しても良いかも」という意見を頂いたので、今後も画像生成AIに関する勉強会を開催してみたいと思いました!